ハノイで泊まった宿の記録です。ハノイ中心部以外のエリアにも泊まったので、各エリアの特徴も交えながら書きます。
宿の予約は、コスパ、立地、清潔感、口コミなどは必ず調べて予約しています。じっさいに泊まった時のチェックもきびしめなので、悪いところもそのまんま書いています。
ハノイにはたくさんの安宿があるので、迷ったときにはぜひ参考にしてくださいね。それでははじめです~
空港周辺の宿なら「アノバホテル」

印象 バスタブはあるが使えない。広い部屋でやや殺風景。
立地 空港周辺の宿のうちのひとつ。周囲は民家のみで何もない。
おすすめ トランジットか深夜到着の場合は使える宿
ハノイのノイバイ空港はハノイ市街地からは離れたところにあり、時間にしたら車で40分くらいはかかる。ハノイ到着が深夜1時だったため、初めての土地での深夜のタクシー移動は避け、この宿を利用した。
決め手は空港からの無料送迎があったこと。深夜到着でも対応してくれた。ただ、便名や到着時間などの連絡は、英語でのやりとりになる。(booking.comの登録したアドレス宛にメッセージが届く。)
ホテルの部屋は、写真よりは劣るがベトナムの安宿の中では清潔なほう。ベトナム人の兄弟が働いていて、不愛想だが悪いかんじはない。朝食も無料。
ノイバイ空港付近にはいくつかのホテルがあるが、どこも空港からは1km以上離れている。徒歩ならいいけど、タクシーに乗ることになるのならいっそのこと中心部まで移動するほうが賢い。なので、無料送迎付きの宿はありがたい。わたしのように深夜到着便で行く場合や、ハノイでトランジットする場合にはこの宿はおすすめ。それ以外の場合に空港周辺の宿を利用するメリットはない。
中心部で観光には便利「オコーアートクラシックホテル」
印象 ハリボテ
立地 繁華街の中
おすすめ ビアホイ巡りやカップルで宿泊の場合
ハノイの中心部でホテルをさがすと、本当にたくさんの宿がヒットするので迷ってしまう。私たちは旅の宿代として「1泊1000円くらい」を目安にしていたのだが、このホテルは3人1部屋でひとり3500円もした。まぁせっかく来たし少し高い宿にも泊まってみようという試みだった。
いつもの3倍の値段だったけど、それに見合う価値があったかというと悩んでしまう。写真では新しく見えるこの宿も、古いビルを改装して新しく見せているハリボテのようなホテル。無理やり高級感を出そうとしているが、とってつけた感が否めない。入り口にはボーイがいて扉を開けてくれるのだが、スーツの足元はスニーカーだった。抜け感がすごい。
ここの宿は日本人の利用客が多いようで、口コミはおおむね高評価。高評価の理由は「スタッフが親切だった」という理由が目立つ。
なるほど確かに、スタッフのうちの1人はカタコトの日本語で対応してくれる上に、おすすめのお店や周辺の地理についても聞けば親切に教えてくれた。着くやいなやウェルカムドリンクとカットフルーツで迎えてくれるサービスもある。こういうおもてなしは日本人には受けるのかもしれないなと思った。朝食も無料。
ただ、両替をお願いすると低めのレートを提示したり、荷物の預かりも高額な料金を提示したりと、金銭面のサービスにはシビアなようだった。そういった面でも次に紹介する「Hanoi Garden Boutique Hotel & Spa」のほうが良い。
これは完全に好みの問題だと思うけど、ハリボテで高級感出してくる宿よりも、質素で清潔感がある宿のほうが好き。なので次はないかな。
ホテルの窓からは密集したビル群や通りを抜けていくバイク、向かいのビルで洗濯ものを干すおっさんなどが見渡せて飽きない。旧市街にも近く、立地は申し分ない。この点は良かった。
女子旅におすすめ「Hanoi Garden Boutique Hotel &Spa」
印象 清潔で内装もシンプル。
立地 街歩きにぴったり
おすすめ 女子旅なら連泊でもいいくらいの安心感
ハノイガーデンブティックホテル&スパと読みます。コスパでいうと、この宿はかなりおすすめ。
まず、清潔感のある宿というのが少ないので、それだけでも貴重。わたしはホテルの古さはほとんど気にしないけど、清掃具合にはうるさい性質でして…(めんどくさくてごめんなさい)掃除が行き届いているかはどこに泊まっても常に気にしてしまいます。
清掃に関していえば、国内の宿に比べてベトナムの宿は「詰めが甘いな」と感じることがほんとうに多いです(笑)せっかくきれいに改装しても、掃除がずさんな宿はもったいないですね~。
それに対してこちらの宿は掃除が行き届いているので好印象。水回りもきれいです。そのままキープしてほしい~
内装も華美ではないけれどシンプルで女の子ウケしそう。こじんまりした良い宿でした。眺望は望めないけどね。
ありがたかったのは、チェックイン後も荷物を預かっていてくれたこと。最終日で次の宿に預けることもできなかったので、重いリュックを置いて街歩きできたので助かりました。(貴重品は自分で管理しましょう)
安くて清潔、親切な宿。ドンスアン市場やホアンキエム湖にも近い。内装もかわいい。ベトナム女子旅にはベストな宿ではなかろうか。
あえての「My Hotel – Eiffel Hanoi」
印象 ふつうのビジネスホテル
立地 繁華街から少し南のローカルエリア。
おすすめ バイク部品屋めぐり、ローカル市場めぐり
ハノイの中心部から少し離れてみようと思い、1kmほど南にあるハイバーチュン区というエリアに泊まった。距離にしてみればわずかだが、町の雰囲気はがらりと変わる。
旧市街のような観光地でもタイ湖のようなリゾートエリアでもないので、これはこれで街歩きにはたのしい。
今回ここに来たのは、バイクの部品屋めぐりのため。ここハイバーチュン区には、バイクの部品ばかりを扱っているお店が並んでいるエリアがある。そこで、世界のHONNDAカブの部品が流通している様を眺めてきたのだ。(笑)
ハイバーチュン区にはほかにも見どころがたくさん。こちらのブログがとってもおもしろかった。
そして肝心のホテルですが、総合してふつうのビジネスホテルといったかんじ。日本のそれとも大差ない。出張で利用している方が多いせいか、日本人の客にも慣れているようでフレンドリーな対応だった。窓のない部屋が多いので、気になる人は事前に確認するといい。
まったりハノイ時間。「フレンチスタイルハウス」
印象 ホームステイだけどくつろげる宿
立地 路地歩きが楽しいエリア
おすすめ 長距離バスでサパやマイチャウに行ってみては?
最後に紹介するのは、ハノイの中心地から西へ10kmほど離れた「Mi Dich」というエリア。(なんて読むんだろ…)
なぜここに泊まったのかというと、ザ・観光地よりマニアックなエリアのほうが好きだから。あとは翌朝のバスに乗るために、バスターミナルの近くに泊まっておきたかったという理由から。
この宿からタクシーで5分ほどの「My Dihn」(ミーディン)というところに大きなバスターミナルがあり、そこから各地へ高速バスが運行している。わたしたちは翌日にここから5時間ほどのところにある「マイチャウ」という田舎に行く予定だった。
ま、そんなわけで見つけた宿でしたが、結果は大当たり。とてもゆっくりできるので1人旅の人にもおすすめ。
オーナー夫婦は英語が堪能。ベトナムのエリート裕福層といったかんじ。ホームステイだけどある程度は放っておいてくれるので、コミュ障の私でもなんとかなりました。部屋も水回りもある程度は清潔で、友だちの家でくつろいでいる感じになる。
ここの宿はせまい路地の中にあるのですが、この路地がめちゃくちゃいい雰囲気。いりくんだ舗装されていない路地にはアパートや民家が立ち並んでいて、子どもの笑い声が遠くから聞こえてくる。民家もフランス統治時代のものがそのまま残っているかんじ。近くのメインストリートも、日本で言えばさびれた商店街といった雰囲気で、個人的には大好物。この通りにある食堂がまぁめちゃくちゃ良くって、そのためだけにもう一度行きたいくらい。
万人におススメできるエリアではないけれど、マニアックな街歩きが好きな人にはおすすめ。バスターミナル近くの宿としてもいいチョイス。
まとめ
監査のようにあれこれ書きましたが、1000円~3000円で泊まれる宿としてはどこも十分なクオリティでした。
ハノイにはじめて行く人は、とりあえず中心部に泊まるのがいいと思います。おすすめは「ハノイガーデンブティックホテル&スパ」かな。あとは目的にあわせて選んでみてください。では今日はこのへんで。