無職になって早3か月。
世間は夏休みで、子どもらはラジオ体操や部活に励んでいるんだろう。大人たちはお盆の計画でも立てている頃だろうか。
私はといえば、無職の今年はボーナスもないし、毎日休みなので夏休みもない。ほぼ一日中家にいるので季節も感じていない。なんだか世間にも季節にも忘れられてしまったような感覚になる。今日が何月何日なのかわからなくなるくらい浦島太郎なんだけど、ゴミを出さなきゃいけないのでかろうじて曜日を気にする気持ちはあるってくらいのレベルで生きている。
無職の日々は、きっと働いていたときよりもゆったりと過ぎていくんだろう。そう思っていた。ひょっとしたら退屈になるかもしれないな…と心配もしていたが、それは杞憂だった。1日があっという間で、1週間は嘘みたいに早い。やりたいことが間に合わなくて困っているくらいだ。
働いていたときはどうだったっけ?
1日があっという間だったのは一緒。毎日疲れて帰ってきては、夜ひとりになってからお酒を飲んでいたな。奪われてしまった自分の時間を取り戻すみたいにそうしていた気がする。日々に追われて週末までやり過ごして、休みの日も気力がわかないまま終わってしまう。そんな毎日が嫌だなぁ、変えたいなぁと思いながら、貴重な休みの時間を好きなことに充てられない自分を責めていた。ここにも書いたけど、本当に自分のことを嫌いになりつつあったんだなぁと今ならわかる。
仕事をやめて、とりあえず今は好きなように過ごしている。1日を無駄にしてしまうこともよくあるんだけど、少なくともその時間は誰かに奪われたわけではない。わたしの毎日を生かすも殺すも自分次第なので、それがとても嬉しい。
今はブログを書くことが楽しいし、ブログを書くことが楽しいのは、自分の人生に起こっていることをおもしろいと思えるからだ。ゴミみたいな家をもらって直そうと計画してみたり、クレイジーな夫を観察してみたり、ベトナムでぶらぶらしてみたり、他にもいろいろ。人生はネタだらけだし、ぜんぶその人だけに起こることなのでオリジナルなところがいい。あーここまでは本当に辛かったなぁ、でも、勇気をだして抜け出してよかったなぁと心から思える。
もうしばらく、失業給付をいただける間はこんなかんじで過ごそうと思っている。求人も見たりしているんだけど、どうなることやら。「充電して次がんばるぞ!」みたいなやる気はない。貯金はそのうち尽きるだろうし、なんとかしようとは思っているんだけど、焦りもない。人生はネタづくりで、仕事もネタの一環だなぁくらいのユルい気持ちでぼちぼち歩もうと思っています。
読んでくれてうれしいです。うすうす勘付いているいる人もいるだろうし最近になってようやく自分でも気づいたんですけど、私は人に合わせる気がさらさらない社会不適応者のようですので、こうしたらいいよ!とか、なんか気の利いたこととかも言えません。これは、ふつうに働けないの人のただの真夜中のおしゃべりです。
でも、もしも、ついこのあいだまでの私のように、毎日がつらいなぁと思っている人がいたら…
なんのアドバイスもできないけれど、少し上向きになってきてる私がいるよ~。(ちょっと準備は必要だけど)思い切って逃げ出してもなんとかなるよ~って伝えたいな。伝われ~。