「もしもしー?家いるー?」
「居る」かじゃなくて「要る」か聞かれました。
この「ボロ屋DIY日記」は、ある日突然家をもらった夫婦が無事に引っ越しをするまで…の記録…になる予定です。
ノリで廃屋をもらった
おさななじみからの電話。
「家いるー?」
お菓子半分食べる?くらいのノリで聞かれました。
…ぜったいヤバいってわかっているのに、好奇心に負けてしまった。
金なし・職なし・スキルなしの私たち夫婦が不動産を取得することになるとは…。
廃墟をもらってしまった人が最初にするべきこと
紹介された物件は、ここ数年空き家だったいわゆる廃屋。
夫とは自分たちで直してみようと話しているんですが、どこから手をつけていいのやらわかんない。
途方に暮れたまま、たまに草刈りや換気をするくらいで作業と呼べる作業はほとんどせず、
遠方で働いていたこともあって2年ほど見てみないふり足が遠のいていました。
ますます立派な廃墟になっていくわれらの城…
そんな感じで日々は過ぎたわけで、わたしも無職になったわけで、夫はずっと無職なわけで!よし、やってやろうではないか!とようやく動き出そうとしているところです。
工事に着手する前に… その家ほんとうに大丈夫か。
DIYのオイシイところって、外見にかかわるところをいじるときではないでしょうか。
無垢のフローリング?漆喰か珪藻土か迷う?キッチンのアンティークタイルぅ!?
いや、そんな次元じゃないんです。
まじで廃墟なので、まずは住まいの安全にかかわるところをチェックしている段階です。
耐震診断の申請をしてみた。
なんでも、昭和56年以前の木造建築は、現行の耐震基準を満たしていない可能性があるらしい。
わたしは最近まで、築200年の廃墟に住んでいました。(廃墟が好きなわけではありません…)
その家は、ありえないくらい傾いていて、どのくらいかというと、ふすまをピシャッと閉めたにもかかわらず、隣の部屋にいる夫と目が合うくらい。
下は閉じても、上部は10センチ以上開いている…そんなんふすまちゃうわ…そんな家でした。
倒壊する前に脱出できたのでよかったのですが、それ以来家のつくりも気になるようになりました。
で、今度の家も余裕で昭和56年以前の物件なので、お金をかけずに家の構造について知るには?と思い調べていたところ「耐震診断」というものがあり、補助金もおりるということがわかりました。
木造住宅耐震診断(現状診断)の手順
この「現状診断」と呼ばれている耐震診断の概要については、お住まいの市町村ごとに異なっています。
たとえば、わたしの居住している倉敷市では、現状診断の申込後、じっさいの診断にかかる費用7万円のうち6万円が補助の対象となります。
いったん7万円払うけど、後から6万円は返してもらえるので実質負担は1万円というイメージです。
耐震診断を受ける基準を満たしているか、補助金の制度がどうなっているかは、各市町村のホームページで確認してくださいね。
わたしたちは、
2 必要な書類を集める(家の外観写真など)
3 市役所で申し込み(課税証明・納税証明のため計700円の出費)
4 受理されたあと診断費用を入金(入金手数料実費)
こんな流れで申し込み~支払いを終えました。あとは、実施する日時を相談するために連絡があるのを待ちます。
この診断で、わが廃屋の倒壊の可能性の有無が発表されてしまうわけです…
この「現状診断」で「倒壊の可能性あり」の診断が出た場合には、さらに「補強計画」という具体的な耐震化のプランを立ててもらうことができます。
こちらも補助の対象となっていて、実質負担額は1万円です。
さらに、その「補強計画」をもとに耐震改修する場合には、工事費用の補助もあるのです。
結果についてはまた後日、このブログでお伝えしたいと思います。
うちのように廃墟でなくても、リフォームや中古住宅の購入を検討している方は、耐震診断を受けてみることをおすすめします。
追記 耐震診断を受けました!
https://hibitsubu.com/haikyo-diy2/
廃墟をがんばって直すので応援よろしくお願いします。
人様の書籍やブログなど拝見すると、そのほとんどは団地とかかわいい古民家のオサレDIYとかオサレリノベーションですよね!いいないいなー!
でもね、あんま参考になんないんすよ、だってうち、廃墟なんだもん!泣
もしも同じように奮闘している方がいらっしゃるならお役に立てるかも!?と思いながら、ぼちぼち更新していこうと思っています。
それではまた!