こんにちは、ひびのです。
この「ボロ屋DIY日記」は、とつぜん廃墟をもらってしまった夫婦の奮闘記…になる予定です。
前回もお伝えしたように、DIYの前に補助金を申請して「耐震診断」を受けました。
家屋の耐久性をチェックするみたいなやつです。
そこで梁が折れているという衝撃の事実が発覚し…
しばらく放心状態でした。
そんなわけで更新が滞ってしまいました。
今日はその後のことをすこし。でははじめです。
耐震診断の結果について
ノリで廃墟をもらった私たち。
なるべくお金をかけずに、自分たちでゆっくり家をなおすことにしました。
けれど作業にかかる前に、家の状態を調べておく必要がある、そう思い「耐震診断」を受けることに。
手続きのことなどはこちらに書きました。
手続きからじっさいの診断までのことはこちら。
診断中に「梁が折れている」という衝撃の結果を聞かされることに…
ここまでで数か月。さらにくわしい結果が出るまで1か月ほどかかりました。
思ったより長かった。
耐震診断報告書が届く。
自治体によって違いはあると思いますが、こんなかんじの報告書が届きました。
冊子になっていて、診断結果がまとめられています。内容は
● 調査の概要(構造や床面積などの情報ををまとめたシート)
● たてものの現状図(間取り図みたいなやつ)
● 算定(診断の計算式など)
● 内観と外観の写真
このようになっています。
これによってわたしの将来のマイホームが「倒壊のおそれのある」物件であることが正式に言い渡されました。涙…。
建築士さんと話す。
診断してくださったのは地元で工務店をしている建築士さんでした。
報告書が自宅に届いたあとに、建築士さんが内容の説明をしてくださいます。
わが家の場合は
✔ 梁が折れていること
✔ 耐震補強の具体的な内容(筋交いを入れる、基礎を打つなど)
✔ そのほか直したほうがいいところのアドバイス
こういった内容です。
これを聞いた上で、改修工事の具体的な計画をすすめます。
そしてその後…次のステップにすすめない…
●●●●
通常なら「耐震診断(現状診断)」を受けたあと →「耐震診断(補強計画)」にすすむことができます。
こちらも自治体から補助があります。(自治体によっては無料で受けられることも!!)
けれどうちは「現状診断」から先に進めずにいます。半年以上たった現在も…
予算のモンダイ
予想外だったのはやはり「梁が折れていた」ことです。
最初に決めた「お金をかけずに自分たちでDIYしよう!」の計画の中に、「梁を直す」は含まれていませんでした。
梁は自分たちで直せるのか?
業者にたのむといくらかかるのか?
予算どうする?
このあたりでテンパってしまって先にすすめていません。
もういっそのこと建て直したほうがいいのでは…そんな話も出るくらいにわちゃわちゃしております。
プランが未確定
「補強計画」にすすむためには、間取りや使い方などがある程度決まっていなければなりません。
改装してパン屋さんやりたい とか
キッチンをこの場所に変更したい とか。
それがあってはじめて診断士さんも「ではこんなふうに直しましょう」とアドバイスできるのです。
なのでわが家の場合は、まずは予算とプランを練り直さなくてはならない。さもなくばなにも始まらない…
そうこうしているあいだにも朽ちていくわが家… 地獄。
まとめ:耐震診断のメリットと今後
頓挫しているわが家のDIY計画。踏んだり蹴ったりなのですが良いこともありました。
(家の)病気を治さずにすすめるところだった!
こんな予定ではなかった!と落ち込んだりもしましたが、耐震診断は受けてよかったです。
もし耐震診断を受けていなければ今頃は
何も知らないままDIYを完了して、引っ越していたかもしれない。(梁の折れた家に)
それとももしかしたら、
天井のクロスを直すなど仕上げの段階になってはじめて病の存在に気づきもっと途方に暮れていたかも。
それくらいならまだいい。
もしもの災害に、梁が折れた家はどのくらい耐えられるのか。未知数。
梁が折れているという家の致命的な病を治さないまますすめていたらどうなっていたか?
こう考えて、不幸中の幸いだと気持ちを切り替えています。
やるべきことがはっきりする
耐震診断を受けたことで、今後の予定が立てやすくなると思います。
問題点があれば報告してくれるし(やるべきこと、予算など増えたりもしますが…)
現状図をもらえたのもありがたい。
それに、診断士さんとの相性がよければ、良きアドバイザーとして相談にのってくれることもあります。
私の場合も、もらった現状図を見ながら計画を立て、わからないところは診断士さんに相談しています。
カネにならない客なのにアドバイスをくれるのでとってもありがたい存在です。
ということで今回はここまでです。
次回、家の現状を公開したいと思いまーす。